富山県消費者協会会長 中 川 眸
人間のつくり出した気候変動が、「今、そこにある危機」として、迫りつつある。
これは国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)総会」で採択された第四次評価報告書の中の一文であります。わかりやすく言えば、人間生活によって排出される、二酸化炭素によって生じている地球温暖化は、2100年には1.8度から4度上昇すると予測されています。そうなると、台風やハリケーンが地球上を襲い、一方では日照りや熱風が生じ、数億の人が水不足に直面すると言われています。日本列島においてもこれに準じた気候変動が起こるのは必然でありましょう。
さて、私ども消費者協会ならびに消費生活研究グループは、地球温暖化の問題―すなわち人間が生活することによって生じる二酸化炭素の削減について、昨年度は「循環型社会―買い物袋を考える」のテーマで調査研究を行い、多くの人々に買い物袋持参がレジ袋削減につながり、それは地球上に発生する二酸化炭素の削減につながるということを、認識していただいたことは誠に喜ばしいことでした。
本年度も同じく二酸化炭素の発生に大きく影響する自動車の運転を取り上げました。
「していますか!環境にやさしいエコドライブ!」と題して今の地球にとって、そしてそこで生きている私ども人間にとって重要な問題をここに報告できますことを喜んでおります。
忌憚のないご意見をお待ちいたします。
富山県消費生活研究グループ連絡協議会会長 西 尾 文 子
地球温暖化が進んでいることから、CO2 の削減が求められています。特に運輸部門のうち、乗用車からの消費比率が大きいことから、無駄なエネルギーを抑える対策が必要です。
自動車メーカーでは、省エネ技術の開発にしのぎを削り、更なるCO2削減を目指しています。
しかし、私たちの暮らす富山県では、玄関から玄関までという車社会が常態化しており、(1世帯あたり1.7台で全国第2位) エネルギーを抑えるライフスタイルへの変化が必要です。
車の性能が良くなっているのに、ドライバーが忙しいから、面倒くさいから、自分一人がやらなくてもとか、効果がわからないからではなく、環境にやさしいドライブテクニックを身につけたいものです。具体的にはエコドライブをし、環境家計簿にチャレンジしたり、燃費を計算、記録すること等〔燃費(km/ℓ)=走行距離(km)÷燃費消費量(ℓ)〕自分に合った方法で長く続けたいものです。
また、エネルギーの消費が少ない暮らし方のためには、近くへは徒歩や自転車で行く、できるだけ公共交通機関を活用するなど、上手に使い分けたいものです。
このように環境のことを考えて、車をかしこく運転、利用することは、地球をいたわる行動につながると思います。